2019年2月25日の「丹波新聞」という、とある新聞記事が非常に気になったので、不妊原因が不明で悩んでいる方、つらい方に向けて情報共有したいと思い、こちらに掲載します。
今回掲載されていた記事のタイトルが
「”絶大”なご利益?小さな村で伝統の「子授け法要」 産科医の元にも霊験 不妊治療中の人がすぐ懐妊も」
といった、なかなかびっくりなタイトルでした。
今回はこの記事内容のお寺について、場所や真相を詳しく調べてみたいと思います。
不妊原因が不明な人もすぐに妊娠?記事にあるお寺とは?
まず、記事内容にあるお寺ですが、兵庫県篠山市大熊にある「瑠璃寺・薬師堂」という小さなお堂のようです。
グーグルマップで調べてみました。
山道一本しかない場所のようですが、マップ上では、すぐ近くに、「船越山るり寺モンキーパーク」といった場所があるようです。
マップを見ると、猿がたくさんいる山のようです。
そして、そこから距離的にはあまり離れていない所に、「瑠璃寺・薬師堂」があります。
こちらがそのお堂です。
なかなか、雰囲気のあるお堂だなと思いました。
記事内容では、こちらのお堂はわずか18戸の集落が管理されているそう。
そしてこのお堂で、毎年2月11日、聖徳太子作と伝わる本尊の薬師如来に子授けを祈願する法要が営まれているそうです。
特に、大きな看板や露店が並ぶわけでもないそうで、静かな村でひっそりと営まれる法要なのだそうですが、ご利益(りやく)は「絶大」とされ、不妊治療にずっと続けていたものの、効果が出ずにあきらめかけていた人が、すぐに妊娠したといったエピソードが、次々に。
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さらに、ある産婦科医がなかなか子供に恵まれずに、祈願に訪れたところ、懐妊したことがあり、それ以来、患者さんが「神頼み」にと訪れるようになったそうで、都市部からバスで訪れるようなこともあったそう。
源義経も戦勝祈願の寺
【法要に訪れた方のお写真】
今年2019年も、雪が舞い散る中、多くの人が赤ちゃんを抱いてお礼参りに訪れたそうです。
今年は40組80人が参加。雪の舞う中、懐妊や安産祈願、願いが叶った「願済(がんさい)」にと、地元のみならず、県内他地域をはじめ、遠くは名古屋市や三重県鈴鹿市などから参加があり、小さなお堂は人でいっぱいになり、外のテントをも埋めました。
訪れた方の中の方のインタビューが掲載されていましたが、
「昔不妊治療をしていたけれど、辞めてしまった。
でも、去年初めて法要に参加してすぐに赤ちゃんを授かった。
ここに来た以外は何も変わったことはなかったので、本当にびっくりした」
という驚くようなコメントがありました。
昔不妊治療をされていたという事は、推測するにあまり若い方ではないはず。
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この瑠璃寺は、平安時代初期、天台宗の開祖、最澄に師事した円仁が病気療養中に、
「まことの心があるならば、大熊村に至りて薬師如来を迎え奉るべし」という夢を見たことから、この村を探し当てて寺を建立したと言い伝えられているそうです。
寺は昔、背後にある「笛吹山」にあったとされていて、「源義経」も平家追討のために一ノ谷(現在の神戸市)へ向かう際に立ち寄って、戦勝を祈願したとも言われるそう。
円仁の病気平癒や、義経の戦勝祈願などから参拝者が後を絶たなかったそうですが、明治初期に火災に遭い、寺は焼けてしまったものの、お堂は残ったため、今の場所に移築されたそう。
子宝法要の内容とは?
法要には「もっそ」と呼ばれる供物が用意されるそうです。
こちらがその「もっそ」です。
木桶の中に、乳房を模したドーム状の蒸し米や、女性器を象徴するわらで編んだ輪が配され、その輪の中には男性器の象徴として徳利(とっくり)が置かれる。ほかに豆腐の串刺しや大根や白豆なども置かれる。子授け祈願がいつから始まったかは定かではないが、住民によって脈々と受け継がれてきた。
近くの小林寺(沢田)の飯田天祥住職が般若心経などを読経し、その後、「おんころころ せんだり まとうぎそわか」と、薬師如来の真言を全員で唱えた後、お札などを持ち帰る。
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口コミで存在を知り、兵庫県神崎郡市川町から訪れた女性(68)は、昨年、東京で暮らす息子夫婦のためにと祈願に訪れ、今年は初孫の誕生を報告にやってきた。息子夫婦は結婚後、15年間、子宝に恵まれなかったと言い、「ここは本当にすごい」と目を丸くする。
大熊自治会の西羅彰夫自治会長(63)によると、以前から知る人ぞ知る子授け祈願として各地から多くの人が訪れているという。
「昔から不思議とこの村ではどの家も子どもがたくさんいた。科学的な根拠は何もないが、お薬師さんのおかげと思っています」と2日前に孫が生まれた西羅会長。「毎年、願済で赤ちゃんを連れた人が来てくださるのが私たちもうれしい」と目を細めていた。
まとめ
兵庫県篠山市大熊にある「瑠璃寺・薬師堂」の「子宝法要」についてご紹介しました。
今回の記事が、妊活中の方の参考になると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
rei





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